Keep on Jumpin'

AFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第5節 埼玉スタジアム2002 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦

ちょっと連戦が続いて選手のコンディションも気になるところですが、週末の札幌戦から中3日で迎えるのはACLグループステージ第5節、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦。 前回の第4戦で上海上港にホームで...

ちょっと連戦が続いて選手のコンディションも気になるところですが、週末の札幌戦から中3日で迎えるのはACLグループステージ第5節、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦。

前回の第4戦で上海上港にホームで勝利し、グループ首位に立ったことで、この試合に引き分け以上でグループステージ突破自体は確定する重要なホームゲーム。あとは1位通過か、2位通過かというところですが、ホームでの最終戦となるこの試合できっちり突破を決めて、アウェー韓国での最終戦にのぞみたいところ。

AFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第5節 埼玉スタジアム2002 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦

さて、スタメンは、最終ラインに森脇、那須、槙野。ボランチは柏木、青木コンビ。両ワイドが関根、駒井。2シャドーに武藤、李。ズラタンのワントップ。GKは西川。

那須さんが今季初のスタメンに名を連ね、阿部ちゃん、ウガをベンチからも外して完全休養させると、関根さんと駒井さんという強力ドリブラーコンビをワイドにという布陣。

対するウェスタン・シドニーですが、前回、アウェーで対戦した時はオーソドックスな4バック(4−2−3−1)を採用していましたが、今回はウチ対策(まぁ前回ホームで4失点もすれば対策したくはなると思いますけど)か、3バックで合わせてくる策。

守備時は最終ラインを5枚にして、5-3-2 のような形にしていましたが、後ろの人数増やしてウチが抑えられるなら苦労しないということで、ウチはいつも通り幅を使って相手のディフェンスラインを広げたところからの中央、もしくは相手が出てきたところで裏のスペースを一気に狙うなど、崩しのバリエーションを発動。

ウェスタン・シドニーは流動的にポジションチェンジしながらスペースに入ってくるウチの選手をまったく捕まえることができず、守備が後手に回ると再三ゴール前への侵入を許し、ウチに決定機を作られていきます。

特に前半に関してはほぼハーフコートで試合が進む、ほぼ完璧な試合運びで相手を押し込み、前半のうちに3得点してほぼ試合を決めてくれました。

先制点は14分。柏木さんからのロングボールに抜け出した武藤さんが、相手ディフェンスを縦に引っ張って作ったスペースにうまく入ってきた関根さんが、武藤さんからの戻しを受けるとそのままシュート。このコースをうまく突いたシュートがネットに突き刺さってのもの。

さらにその4分後の18分、ボールを受けた駒井さんが中盤で絶妙なターン(このターンの時点で勝負ありな感じでした)をぶちかまして抜け出すと、それに呼応して素晴らしいタイミングで裏に抜けたズラタンさんに駒井さんからのスルーパス。これをズラタンさんがトゥーキックでGKのタイミングを外しながら流し込んで早々に追加点。

前半終了間際の43分には、中央でボールを受けたズラタンさんのスルーパスに抜け出した駒井さんからのグラウンダーのクロスに忠成さんが合わせて3得点目と、前半に関してはほぼ完璧と言っていい試合運びで後半に折り返し。

後半は、恐らく最初から選手交代を予定していたんだと思いますが、52分に関根さん→菊池さん、さらに55分には武藤さん→興梠さんとして、連戦中で疲労が大きい選手をリフレッシュ。

関根さんの試合後インタビューをみたところ、「交代自体は予定通り、ただちょっと打撲で早まった」みたいなこと言ってたので、本来はもう少しやらせるつもりだったんでしょうけど、無理させる必要はないということで早々に交代カードを切ったものと思われます。菊池さんにはチャンスを。興梠さんは後半だけやらせて、次の大宮戦に向けたコンディション調整といった感じでしょうか。前半の3得点のおかげでかなり余裕のある交代ができました。

ただ、選手交代後に菊池さんのところで、関根さんが押し込んでいた相手サイドの楠神選手を押し込めなくなってボールを受けられるようにされてしまったことや、中盤で攻守の切り替え早く、献身的にプレスかけてくれてた武藤さんが抜けたことで圧力が弱まると、さらに悪いことに、62分、ズラタンさんが負傷で早々に3枚目のカードを切ることになります。ズラタンさん、膝を痛めたっぽくて、ちょっと心配になる感じの痛がりかたしてたので大きな怪我でなければいいんですが......

ズラタンさんに代わって入ったのはラファさん。これで終盤は打ち合いになりそうな予感がひしひしとしてきます。それはそれで面白いんですが、逆に言えばピンチも増えるということ。中盤が少しオープンになると、徐々にウェスタン・シドニーが息を吹き返して相手にも決定機を作られる時間帯へ。

そんな流れの中、66分には楠神選手に技ありのシュート決められて1点を返されてしまいます。この失点は槙野さんがしっかり楠神選手に身体寄せていたのですが、それに当たり負けせず強引にペナ内に侵入されて放たれたシュートは西川さんの頭上を越えてクロスバーに当たって入るという、西川さんとしてもどうしようもない感じの失点でした。

槙野さんが個で負けたのが問題とも言えますし、同時に槙野さんが強くいけないペナ内に強引にでも入ってきた楠神選手のうまさというか、狡猾さが素晴らしかったともいえるゴール。

ただ、ここからラファさん投入が結果になって帰ってきます。71分、相手ゴール前、忠成さんとのワンツーで抜け出したラファさんがループ気味に蹴り込んで4点目。さらに80分、ラファさんにボールが収まったところでカウンター発動。一旦中央で後ろからフォローしてきた柏木さんにボールを落とすとすぐさまターン。一気にスピードにのって相手ディフェンスの裏を突くと、そこに柏木さんからの絶妙なフィード。これをラファさんがトップスピードのまま超絶な胸トラップしたところで勝負あり。あとはキーパーとの1対1を冷静に流し込んでこれで5点目。

オープンな展開になっているとはいえ、終盤にラファさん入るともう無双状態。1点返した相手の心を20分程度でブチ折ってくれました。

止まらないラファさんは試合終了間際にもひと仕事。カウンターから中央のラファさんがドリブルで持ち上がると、ラファさんを追い越すようにオーパーラップした興梠さんにパス。同時に興梠さんとクロスしながらゴール前に入ったラファさんが興梠さんからのパスを再度受けると、自分でシュート行くと見せかけてヒールで落としたところに入ってきた興梠さんが流し込むという、2人の素晴らしいコンビネーションが炸裂してとどめ。6点目が入ると同時に試合終了となりました。

前半の内容は素晴らしかったのは当然として、後半、かなりオープンな打ち合いのような展開になってもそこで打ち負けせず、逆に相手を力でねじ伏せての6得点。なんていうか観ていて楽しい試合で危なげなくグループステージ突破を決めてくれました。

さて、これでACLグループステージは、5月10日に韓国で行われるアウェー、FCソウル戦で最後。同日、グループ2位の上海上港がFCソウルに勝ったことで、2位まではすでに確定しています。上海上港との直接対戦成績があることで、ウチとしては上海上港と最終的な勝点が同じなら自動的に首位通過になります。

上海上港が最終戦勝つと考えれば、次のFCソウル戦も勝って首位で抜けたいところ。すでに消化試合が確定しているFCソウルがどのくらいのモチベーションでくるのかによると思いますが、間にリーグ戦を2つ(大宮戦、鹿島戦)挟んだ、かなり厳しい日程での対戦となりますので、選手のコンディション等含めて、ミシャさんもマネジメントが難しいところだと思いますが、厚くなった選手層を活かすチャンスでもありますので、うまく乗り切ってもらいたいなと思います。

試合データ

観客: 19,467人
天候: 晴れ
試合結果: 浦和 6-1 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(前半3-0)
レッズ得点者: 関根(14分)、ズラタン(18分)、李(43分)、ラファエル・シルバ(71分)、ラファエル・シルバ(80分)、興梠(90+4分)
警告・退場: -
主審: ハミス アルマッリ氏