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2017 Jリーグ 第1節(開幕戦) 日産スタジアム アウェー 横浜F・マリノス戦

今年もいよいよJリーグが開幕しました。1年間、どんな試合が観られるのか、当たり前ですが勝ち試合ばかりではないですし、結果に一喜一憂することになると思いますが、今シーズンもより多くの喜びを選手達、サポー...

今年もいよいよJリーグが開幕しました。1年間、どんな試合が観られるのか、当たり前ですが勝ち試合ばかりではないですし、結果に一喜一憂することになると思いますが、今シーズンもより多くの喜びを選手達、サポーター仲間達と分かち合いたいものです。

さて、今シーズンの開幕戦は横浜F・マリノスとのアウェーゲーム。つい先週も新横浜に来たばかりですので、2週連続での日産スタジアムですね。

珍しく12:30という非常に早い時間のキックオフだったため、朝は早くて大変(朝起きるの苦手...)でしたが、逆に試合終わって家に戻ってもまだ夕方という、ちょっとアウェーの試合とは思えないくらい早いご帰宅となりました。

2017 Jリーグ 第1節(開幕戦) 日産スタジアム アウェー 横浜F・マリノス戦

開幕戦のスタメンは、最終ラインに森脇、遠藤、槙野。ボランチは阿部ちゃん、青木コンビ。両ワイドが駒井、ウガ。2シャドーに柏木、興梠。ラファエル・シルバのワントップ。GKは西川。

まず武藤さんはベンチメンバーにも入らずお休み。これはACLを含めた連戦対策のためと思われます。それから足を痛めて一時的に離脱していた柏木さんが復活。この試合は久々のシャドーで先発。また、ワントップに新加入のラファエル・シルバさん(以降長いのでラファさん)を置いて、興梠さんをシャドーで起用というスタートになりました。

前半は前線および右サイドが機能せず

2017 Jリーグ 第1節(開幕戦) 日産スタジアム アウェー 横浜F・マリノス戦

なんですが、このスターティングフォーメーションはあまり機能しなかったです。まずラファさんはワントップでボールを収めるのはうまいものの、興梠さんに比べてやはりボールの引き出し方や収まってからの周囲とのコンビネーションについてはまだまだ発展途上。結果として思い切った縦パスが入りにくく、さらにシャドーで先発した柏木さんが相手ボランチの厳しいマークにあって完全に消されちゃうと前線トライアングルは機能不全。

それでも大きいサイドチェンジでウガがサイドのスペースを突いたり、西川さんからの裏へのロングボール一発でスペースを狙うなど、色々と工夫しながら攻撃を組み立て、めちゃくちゃ惜しかった青木さんのダイビングヘッドを始め決定機も作ってはいましたが、なかなか本来の崩しが出せない状態の前半。

特にマリノスさんの守備が非常によく、オーソドックスな4-2-3-1ながら中盤をコンパクトに、きっちりと守備ブロックを形成、ウチの前線にボールが入ってきたところで一気にプレスかけて奪いきる、もしくは主に阿部ちゃんのところから縦に入ってくる楔を狙い撃ちして奪うと、一気にウチのサイド裏のスペースに流れた齋藤学選手やマルティネス選手を使った縦に速いショートカウンターという非常に厄介な感じ。

また、齋藤学選手との駆け引きで完全に後手を踏んだ森脇さんが押し込まれてしまったことで、右サイドがほぼ沈黙。駒井さんは完全に消えちゃうし、左サイドのウガだけが頼りみたいな感じになってしまってなかなか効果的な崩しが出来ない状況に陥ってしまったところで、失点まで喰らう厳しい流れに。前半に関しては完全にマリノスさんペースでした。

これ、余談ですがマリノスは俊輔さん放出して話題になりましたけど、今日の内容を見る限り本来やりたかったんであろう、中盤での運動量、さらに組織的、かつ寄せの早い強固な守備ブロックによるボール奪取からのサイド攻撃ってサッカーに、ポジション固定せずフリーマンとして動きたがる俊輔さんはマッチしていないので、表立っては言わないもののそもそも構想外だったんじゃないかという気がします。そのくらいコンセプトがはっきり見えた試合でした。

失点の仕方が問題

1失点目は齋藤学選手にサイドを突破され(この時の森脇さんの対応はちょっといただけない感じでしたけど)、一気にゴール前まで持って行かれると、それに対応した遠藤さんだけでなく、引っ張られる感じで阿部ちゃん、青木さんまでサポートに行ったところで完全に無人のバイタルエリアにマイナスの戻し、これを走り込んできたダビド・バブンスキー選手(新加入)にミドル叩き込まれた形。

人数がそろっているにもかかわらず、全員がボールホルダーに対してアプローチしてしまったことでバイタルエリアがぽっかり空いてしまったところを教科書通りに使われるというやられ方でしたが、このやられ方、今年はすでに何度も喰らっているんですよね。

たまたま西川神のおかげ、もしくはポストに助けられたことで失点にまで至らなかったため、印象に残っている人も少ないかもしれませんが、さいたまシティカップでFCソウルと対戦した時にもこの形で失点寸前のシーンがありましたし、先日のACL、ウェスタン・シドニー戦でも同様の形でシュート打たれるところまで持って行かれています。

また、鹿島と対戦した FUJI XEROX SUPER CUP 2017 でも全く同じ流れで崩されて、決定機を作られまくった結果、失点までしているなど、今年はまだ始まったばかりにもかかわらずちょっと看過できないほど頻繁に発生しています。

ミシャさん就任から1、2年って押し込まれるとズルズルと最終ラインが下がってしまってボールへのアプローチが遅れ、バイタルエリアからミドル喰らって失点っていうの多かったんですけども、それが徐々に改善されて、去年はあのエリアでの寄せの速さがリーグ最少失点に影響したと言ってもいいくらい良い守備が出来ていたんですが、今年は逆にボールホルダーへのアプローチに意識が行きすぎているのか、スペースケアが疎かになってそこを突かれるという状況になっているので、ここは早急に改善の余地ありだと思います。

齋藤学選手のドリブルが脅威なのは当たり前ですが、前述の通り今節だけの問題ではありません。例えば遠藤さんが対応していて阿部ちゃんがサポートに行ったのなら、青木さんはゴール前に入ってくる相手選手のケアをしないといけませんし、もしくはシャドーの選手がきっちりゴール前まで戻って守備をするか、どちらかが必要です。ちょっとそこが曖昧になっているので、次節以降はこういう状況を減らせるようにしてもらいたいなと思います。

今年は槙野さん、森脇さんの2人が特に高い位置を取るようになっていて、カウンター喰らったときの戻りが去年より遅れる傾向があると思いますので上記のような状況が生まれやすいのかもしれません。ちと心配です。

後半は並びを変えてウチのペースに

さて試合は後半に折り返し。前半終了時点で、後半どのような手を打つかに注目していましたが、早速興梠さんとラファさんの並びを変え、興梠さんをワントップに、ラファさんをシャドーの位置に置くと、これで前線へのボールの収まりが改善して徐々にウチペースに。

マリノスとしてもリードしている状況で無理に出ていく必要もないため、ゴール前の人数は多く、守備は堅いため、なかなか得点には至りませんが、それでも前半に比べて森脇さんが高い位置を取れるようになったことで駒井さんも少しずつ攻撃に絡めるようになってゴールの匂いが。

そんな中アクシデント。61分に喜田選手との接触プレーで負傷した青木さんが続行できず→関根さんと交代。ちなみに、この怪我のきっかけになったプレーで青木さんはイエローカードもらいますが、このジャッジについては個人的に納得していないです。

プレー自体は青木さんがボールにプレーしようとスライディングをしたのに対して、足でそれをブロックしようとした喜田選手が、アフターで青木さんに接触してきたもので、喜田選手との接触もスライディングタックルした足ではなく、残り足の方が喜田選手の足を刈ってしまった感じでしたから、まぁ青木さんのファールの判定は仕方ないとしてもあれでカードをもらうというのはちょっとなと。

しかもその接触で大きな切り傷を作ってしまった青木さんはしばらく離脱が予想されますから踏んだり蹴ったりです...... 大きな怪我にならないことを祈るばかり。

話を戻しましょう。

ただ、この交代で右サイドに関根さんが入ったことで攻撃が活性化します(この際、元々右ワイドにいた駒井さんがボランチに)。

63分、その関根さんの突破から中央へのクロスボールを、ラファさんがうまく胸でトラップしつつ相手ディフェンスをかわしてゴール。これで試合は振り出しに。さらにそのたった1分後、今度は柏木さんからの絶妙なゴール前へのフィードをこれまたラファさんが相手GKの前で触って流し込むと逆転。関根さん投入からたった4分程度で試合をひっくり返します。

73分には柏木さん→那須さんとして那須さんをボランチの位置に。時間を使いつつ試合をコントロールに入りますが、時間を使いに行くと何か逆にオープンな展開にしちゃうのがウチの不思議なところ。

中途半端な縦パスをカットされたところからゴール前まで運ばれてコーナーキックを与え、そのコーナーキックにニアサイドでうまく頭で合わせたウーゴ・ヴィエイラ選手(新加入)に同点ゴールを喰らって土壇場で追いつかれると、最悪なことに後半アディショナルタイムには1失点目と全く同じ、サイドで齋藤学選手に引っ張られたディフェンス陣が開けたバイタルエリアから前田直輝選手に勝ち越しゴールを喰らう始末。

最後数分でズラタンさん投入して無茶なパワープレーに出ますがまぁなんともならずにそのまま試合終了。逆転して再逆転されるというとってもストレスフルな試合となってしまいました。開幕戦で負けるの久しぶりじゃないですかね。

とはいえ収穫も

一番の収穫はやはりラファさんですかね。1つ前の試合、ACLのウェスタン・シドニー戦でも豪快なミドル叩き込んで存在感を示しましたが、今回も開幕戦で2得点と、十分すぎる活躍。

今日の試合ではその他にも決定機があったのでそれは決めて欲しかったというのもありますが、それはさておきラファさんには期待できそうです。どうせなら得点王争いするくらいの活躍をお願いしたいものです。

あとやっぱウガはうまいっすね。裏に抜け出すタイミング、ロングフィードに対するファーストタッチのうまさ、ドリブルでの仕掛けとウガのポジションを奪う難しさを見せつけられました。

今年はワイドの適性を持った有力選手が複数新加入したことでウガの座も安泰ではないし、もしかすると槙野さんのバックアップが主になっちゃうかなと思っていたのですが、今年も左ワイドのファーストチョイスはしばらくの間は彼になりそうな感じ。本来はもっとポジション争いが激化しないといけないんですけどね。

ということで、Jリーグ開幕戦は悔しい敗戦スタートとなってしまいましたが、落ち込んでいる暇もなく中2日でACL、FCソウル戦が待っていますし、ホーム開幕戦もすぐ。チームには今回出た課題をきちんと修正してもらうことを期待しつつ、ACLはもちろん、ホーム開幕戦できっちり勝って勝利の喜びを味わえるように、切り替えて行こうと思います。

試合データ

観客: 39,284人
天候: 晴れ
試合結果: 横浜FM 3-2 浦和(前半1-0)
レッズ得点者: 阿部(57分/PK)
警告・退場: ラファエル・シルバ(警告×1/ラフプレー)、青木(警告×1/ラフプレー)
主審: 山本 雄大 氏

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