2019 Jリーグ 第22節 札幌ドーム アウェー 北海道コンサドーレ札幌戦

前節は名古屋を相手に前半、先に2失点しながら前後半のアディショナルタイムにそれぞれ得点を奪ってなんとか引き分けに持ち込むきわどい試合で中断明けホーム2連戦は「2引き分け」。

ここからは天皇杯を挟みつつアウェーの地での2連戦(札幌→神戸)。真夏のお盆時期に厳しいスケジュールではありますが、ホーム2連戦でも勝ててはいないとはいえ、劣勢の試合を諦めずになんとか引き分けに持っていけたことをポジティブに捉え、この流れを無駄にしないためにもアウェー連戦の初戦となる今回の札幌戦、しっかり勝って次につなげたいところです。あと足踏みが長すぎるのでいい加減、勝点「30」に乗せよう。

2019 Jリーグ 第22節 札幌ドーム アウェー 北海道コンサドーレ札幌戦

今回はお盆休み時期ということで少し早めに夏休みをとって北海道入り。ちょっと観光したりしつつこの試合を観戦して土曜日のうちに戻ってきました。ただお盆休みの影響か帰りの飛行機が思いっきり遅延して東京に着いたら日付けは変わって夜中だし、色々と大変でした。まぁ帰りの飛行機が遅れたことを除けば今回の北海道は美味しいものもたくさん食べられたし、心配していた天気も予想外によくて、観光も楽しかったので大成功だったのでいいんですけどね。文末にちょこっと写真とか載せてます。

で、帰るのが遅くなったり写真整理してたりしてたらレビュー書くのがめちゃくちゃ遅くなったので簡単にまとめておきたいと思います。

さて、今節のスタメンは最終ラインに岩波、マウリシオ、槙野。中盤は青木、エヴェルトン。両サイド、ウィングバックの左に関根、右にウガを配置。長澤、武藤をインサイドハーフ、興梠の1トップという並び。GKは西川。

前節は出場回避したエヴェルトンさんが復活して青木さんとコンビ。インサイドハーフもファブリシオさん→長澤さんへと戻し、スタメンとしては前々節の鹿島戦と同様。右のウィングバックだけ橋岡さん→ウガと替えた形になりました。真夏の連戦で毎節多少人は入れ替えているものの、鹿島戦、そして今回の札幌戦のメンツが大槻さん的にはファーストチョイスなんだろうなというのが透けて見えます。

ちなみに当初スタメンを見たとき、ついに関根さんを右で見られるかなと思ったんですが逆でしたね。今回も関根さんは左、ウガを本職の左ではなく右に移動してのスタートとなりました。この辺から推測するに大槻さんの意図としてはフィニッシュを左からと考えた上でそこから逆算して左のウィングバックから人を当てはめていっているのではないかと思います。

最終ラインから対角線上にロングフィードを蹴ることができる選手として右に岩波さんがいるため、ウチとしては右で作っておいて大きくフリーの左に展開→フィニッシュというのが狙いたいであろうビルドアップからゴールまでの形。逆サイドにいる槙野さんは対角線上の長いパスを通すようなタイプの選手ではありませんし、彼は右利きのためそもそもそういうパスが蹴りにくい(なのでたまに左サイド→左サイドの縦というフィードは蹴りますね)ため、右は基点作りと中央への斜めの楔を主任務に、左はアタッカータイプを起用して縦への仕掛けからのクロスやカットイン→フィニッシュという感じで役割分担を明確にしているように見えます。そうなると左は単独で打開できる関根さんか、クロスの精度が高く、ミドルレンジからのフィニッシャーとしても機能する山中さんが選択肢としては高く、右は守備力があってバランスがとれ、かつ斜めに楔を入れたりというプレーが可能なウガ、橋岡さん、あるいは森脇さんあたりが候補ということになりそう。

個人的にはウガを右で使うことはあまり得策ではないとは思いますが、この形で結果が出てくるとそれはそれでまた幅が広がって面白いかなとも思います。

さて、対する札幌はおなじみのミシャさんサッカー。3-4-2-1 の頂点にジェイ選手、インサイドハーフに鈴木武蔵選手とチャナティップ選手。ボランチのコンビは荒野選手と宮澤選手。両ワイド、左に菅選手、右に白井選手という並び。中間ポジションに各選手がポジションをとりつつワンタッチの素早いパス交換でスペースを使いたい札幌に対して、ウチは持ち前の球際のプレー強度を活かした対人守備で対応します。システム的にはマッチアップしているため、ウチの守備としてはハメやすい反面、そこを外されて守備が裏っかえされれば相手にオープンな状況が生まれてしまう可能性が高く、前からは行きたいけれど、無計画に突っかける無用なリスクだけは避けたい、そんな状況。

ただ序盤から試合の主導権を握ったのは札幌。ウチは前述の通りしっかり人につく形で前線から相手のパスコースを切りつつ選択肢を奪って追い込みますが、そんな中で厄介だったのが前線のジェイ選手。ここに蹴られて収められてしまうと、2列目から鈴木武蔵選手、チャナティップ選手がサポートして裏に抜けてくるので非常に対応が難しい。ジェイ選手のところで潰せればいいんですが、さすがはジェイ選手というところでほとんど当たり負けせずにボールを収めるので、前からうまくハメて蹴らせたなと思ってもここで回収できずに攻撃につなげられてしまうのは困ったところ。

守備ブロックはお互いに 5-4-1。ウチは青木さんが最終ラインに落ちる形で後ろの枚数を増やし、特に最前線がジェイ選手だったこともあってほとんど前から効果的なプレスをかけてこない札幌に対してボールは保持できるものの、札幌の守備ラインはコンパクトでなかなか中央に機転を作れず。サイドも5バックで埋められているため、前半に関しては効果的にボールを前進させる術はあまり見当たりませんでした。要するに後ろに人が余っちゃってる状況ですね。この辺は少し相手の足が止まる後半まで我慢という流れ。

一方の札幌はボランチが最終ラインに落ちつつ、あえて中盤を空けてウチのインサイドハーフ、ボランチを引っ張っておいての、前線からインサイドハーフが楔を受けに落ちてくる→そこからのフリックやワンタッチプレーで縦の裏、もしくはサイドという展開で、前回対戦時、ホームではこれでチンチンにされたわけですが、今回は無闇に出ていかずに前線のプレスはしっかりパスコースを切りつつ、楔が入ってきたところでは相手前線の選手に前を向かせない守備がしっかりオーガナイズされていて、何度かやべぇシーンはあったものの、そこまでガッタガタに崩されることもなく 0-0 の時間帯を長くしてチャンスを探ります。

札幌はサイドが高い位置をとるため、ウチの狙いとしては相手攻撃終わりでのサイドの裏というのがありましたが、ここはこの試合、何度か西川さんが超絶パントキック一発でそのスペースを突いてカウンターを発動させるなど、両チームともに狙いは出せていたのかなと。ただ最後のプレー精度の部分で両チーム共に得点を奪うところまでは行かず、試合は後半へ折り返し。

後半、先に試合を動かしたのはウチ。57分、右サイドからのコーナーキック、キッカーの武藤さんが蹴ったボールはファーサイドのマウリシオさんへ。これをマウリシオさんが頭で折り返すと、中央でフリーになっていたエヴェルトンさんが頭で押し込んで先制。なかなかチャンスが作れない流れの中で、セットプレーから先手をとりました。得点シーンはセットプレーでしたが、そのコーナーキックを獲得するまでの流れは、しっかり前線からパスコースを限定してプレスをかけ、相手の選択肢を奪ったところで中盤に入ってきたボールを刈り取ってカウンターから決定機→コーナーキックというところで、この試合で意図していた組織的な前線からのプレスがうまく活きたシーンだったんじゃないかなと。ここは評価したいところです。

ただこのリードを守れなかったのもまた今のチーム状況を示しています。68分、関根さんが思い切って前線でボール奪取しに出ていったところで奪えず→関根さんが空けたスペースにボールを展開されたところからゴール前にクロス→ジェイ選手が絡んでガチャガチャっとなったところを最後は鈴木武蔵選手に叩き込まれますが、関根さんの空けてしまったスペースを素早く埋めることができず、ズルズルと最終ラインが下がってしまったことで容易に相手に前進を許してしまったことは少し残念でした。

関根さんが出ていったスペースを素早く埋めてファーストディフェンスを当て、そこで相手の攻撃を遅らせることができればよかったんですが、マークをはっきりさせて対人を意識させたことが逆にスペースを埋めるというところで後手に回ったのかなと。これもウチの守備のよい面と改善点が両方出たシーンかと思います。

試合はこのまま 1-1 のまま進行。71分に長澤さん→ファブリシオさん、81分には武藤さん→杉本さん、89分、ウガ→森脇さんとして主に攻撃面でのリフレッシュを図りますが、結局これは不発。そのまま試合終了となり、3試合連続のドロー。アウェーの地で勝点1を積み上げる結果となりました。

さて、これでやっと勝点「30」。まさにコツコツ積立みたいな勝点の積み方ではありますが、ゆっくりながらよくなっている点も見られ、チームとしては前に進んで行っている感はあります。とはいえ、ここから劇的によくなることも恐らくはないだろうなというところで、今シーズンは現実を見る必要があるなと。

リーグ戦残り試合は「12試合」。獲得可能な最大勝点はあと「36」です(つまり最大で勝点「66」までは理論上可能性はあるということですね)。とはいえ、ここまでの戦績を見るに、半分勝てれば相当頑張ったなという感じかと思いますので、現実的には勝点「50」前後が今シーズンの予想勝点になるかと。そうすると去年と同じくらいですね。ACL圏内も難しそうです。あとはカップ戦でどうなるかですが、そういう現実が見えてきた中で来シーズンに向けてどう手を打つのか、その辺をそろそろ考えさせられる時期なのかなと思います。

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試合データ

観客: 35,531人
天候: 晴(屋内)
試合結果: 札幌 1-1 浦和(前半0-0)
レッズ得点者: エヴェルトン(57分)
警告・退場: -
主審: 高山 啓義 氏
順位: 10位(8勝8敗6分/勝点30/得失点差-7)

試合ハイライト

おまけ

ちと今回は札幌宿泊で、1日小樽まで足を伸ばしてみました。お寿司おいしかったよ。

初日の夕飯で地元で人気のジビエ料理が食べられるお店に行ってみたんですが、そこが良すぎたので2日目の夕飯も連チャンで行くっていう状態に。

あと試合終わり、帰りの飛行機まで少し時間があったので予約もせずダメ元で行ってみたお店がこれまた当たりで、今度はゆっくり行きたい。

あとはお土産買って帰ってきました。

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