2019 Jリーグ 第16節 埼玉スタジアム2002 鹿島アントラーズ戦

前節はアウェーで磐田に3得点の快勝。蒸し暑い梅雨時のコンディションの中、後半は苦しみながらもしっかりと勝点3をゲット。Jリーグは第20節終了後、8月まで一時お休みですが、我々ACL組はこのタイミングで未消化の試合を消化。早めに休暇を切り上げのぞむミッドウィークの対戦は、鹿島アントラーズをホーム埼スタに迎えて。

大槻さんが監督になって初めての鹿島戦ですね。ウチは前節の勝利のおかげでやっとですが勝点「30」まであと1勝になりました。とはいえ実は現在のJ1は大混戦。下もくっついてるけど上も団子状態ということで、(20節終了時点で)首位のFC東京を除けば、2位以降は全チーム勝点「30」代。この試合で勝ってウチも勝点を「30」代に乗せると、一気にACL圏内となる順位が現実的に手が届くところまで見えてきます。そのためにもきっちり勝ちたいホームゲーム。

一方で鹿島も勝てば2位に順位を上げ、首位のFC東京まで勝点差「2」という、優勝がはっきりと狙える位置まで勝点を進めることができるため、お互いに勝点「3」がマストとなる試合。開始前からバチバチにやり合う予感しかしない平日ながら熱い一戦となりました。

2019 Jリーグ 第16節 埼玉スタジアム2002 鹿島アントラーズ戦

ところで今回はかなりレビュー書くのが遅れてしまいました... いつもはなるべく試合当日にちゃちゃっと書いて公開しちゃうんですが、今回帰ってきたらなんか疲れてそのまま風呂入って寝てしまって、起きたら平日(しかも月初)ってこともあってお仕事とか色々忙しくなってしまった結果、週末まで手が付けられなかったです。早く書かないと次節が始まっちまうぜということで慌てて書いております。よってちょっと雑なレビューかも(言い訳)。

さて、今節のスタメンは最終ラインに岩波、マウリシオ、槙野。中盤は青木、エヴェルトン、両サイド、ウィングバックの左に関根、右に橋岡を配置。長澤、武藤をインサイドハーフ、興梠の1トップという並び。GKは西川。

第18節の仙台戦における接触プレーで肩を負傷して離脱してしまっていたエヴェルトンさんが意外と早く復帰してくれたため、彼が青木さんとコンビを組んで中盤を支えます。前節、復帰後即スタメンとなった関根さんも引き続き左サイドで先発。右は橋岡さんという並び。前線は前節同様、長澤さん、武藤さん、興梠さんのトライアングル。システム的にはいつも通りの 3-4-2-1。

対する鹿島は土居選手、セルジーニョ選手を前線に、中盤を三竿、名古、両選手、両翼に白崎選手、レアンドロ選手を配置、サイドバックには小池選手、永木選手を起用した 4-4-2。夏の移籍で主力級が次々と海外移籍し、正直なところ選手層という点ではかなり厳しいんじゃないかと思える鹿島さんですが、それでもここ直近は3連勝(8得点)、6試合負けなしと好調。この日は猛暑でコンディション的にもかなり厳しい状況の中、手堅い鹿島を相手にウチがどの程度やれるのか、その点にも注目のキックオフ。

試合立ち上がりはちょっとフワッと入った感じのあるウチに対して、いきなりクロスバー直撃のヘディングシュートをセルジーニョ選手に放たれるなどヒヤッとする場面もありましたが、前半に関してペースを握ったのはウチ。

4-4-2 の鹿島に対して、相手前線2トップのプレスに対しては元々3バックで数的優位。さらに青木さんが最終ラインに落ちる形で鹿島のウィングバックの1枚が加わった状態に対してもしっかり数的優位を作ると、そこから中盤のエヴェルトンさん、もしくは落ちてきたインサイドハーフの2枚を経由してのサイド、あるいは最終ライン+ワイドによる左右への展開で鹿島ディフェンスをスライドさせておいての、逆サイドに大きな展開を織り交ぜつつ鹿島ディフェンスを攻略していきます。

特に両ワイドは左右に幅をとって展開し、鹿島ディフェンスをサイドに引っ張りつつ、中央→逆サイドへと展開する形は本来のウチがやりたい形ですが、ここに関根さんというワイドでボール受けて個の能力で打開できる欲しかったピースがハマったことで、元々正確なロングフィードでダイナミックな展開ができる岩波さんの能力を活かすことができるようになったのは非常に大きい。右で作って左に大きく展開することで関根さんのサイドアタックを効果的に発動させることで攻撃が活性化し、前半にそこから何度かの決定機を作ったことは大きな前進かと思います。

まぁ問題はこの決定機でしっかり得点を決めきれなかったことですけどね。特に前半、10分くらいまでにあった2度の決定機、1度目は左サイドで関根さん→オーバーラップした武藤さんのクロスに、中央で興梠さんが合わせたやつ、2度目は同じく左サイドで関根さんの突破からグラウンダーのマイナスクロスをエヴェルトンさんがフリーでフカしたやつ... この2つに関してはどちらかは絶対に決めておかないといけない重要なシーンでしたが、ここで沈め損なったことで厳しいコンディションの中、体力が低下し、足が止まっていく中で自分達から難しい試合にしてしまったことは否めません。

対する鹿島もさすがに戦力の低下はあるのか、特にサイドアタックに関して持ち前のスピード感、怖さがあまりなく、特にハーフスペースで相手にとって危険なところに推進力を持って入ってくるような動きが少なかったため、その点は助かった点。それでもセオリー通り、ウチのインサイドハーフを引っ張り出しておいてのディフェンシブハーフ(青木さん、エヴェルトンさん)脇のスペースを攻略して起点を作り、その間にサイドバックが高い位置をとってクロスという形で、前線に高さのあるセルジーニョ選手がいるため、何度か危険なシーンを作られたり、ウチも単純なミスから鹿島に絶好のカウンターを献上するなど(30分過ぎのやつですがこれはもう終わったと思って頭抱えました。岩波さんのスーパーな気合いのプレスバックで事なきを得ましたが)、ウチがゲームをコントロールしながらも、鹿島が虎視眈々とそのスキを狙う緊張感のある試合展開。

前半は決定機の数ではウチが上回り、流れ的には悪くないものの、1点決めてればなーという感じでスコアレスのまま終了。後半へ折り返し。

ハーフタイムにマウリシオさん→ウガという交代がありましたが、これはあとで聞いた話ではマウリシオさんの負傷の影響とのこと(大きな負傷じゃなければよいのですが)。この交代で関根さんを右サイドに移動。ウガを左サイドに入れて、橋岡さんを3バックの右に下げる形で 3-4-2-1 は継続します。

猛暑のコンディションの中、さすがに両チームとも徐々に運動量が落ち始め、ウチは最終ラインが上げられずに中盤が間延び。鹿島も同様に中盤のコンパクトネスを保てなくなってきて多少オープンになってきた時間帯の64分、鹿島が選手交代に動きます。レアンドロ選手をさげて伊藤翔選手を投入。セルジーニョ選手をサイドに出して、伊藤選手、土居選手の2トップに変更。

その直後に右サイドに移動した関根さんからのクロスをニアで武藤さんが潰れた裏、中央でフリーの長澤さんが合わせますがこの決定機も決められず(関根さんはその後、73分に山中さんと交代してピッチを去ります)。今日はゴールマウスに嫌われる日だな... これだけ決定機を外して先に失点しなきゃいいけど...... なんて思っていたところ、悪い予感は的中するもので、鹿島の交代選手に試合を動かされます。

77分、きっかけは中盤でボールを受けた長澤さんが判断を迷っている隙にプレスかけられてボール奪取されたところから鹿島のカウンター。一旦はこれをしのいだかに見えましたが、ハーフスペースに勢いを持って入ってきた土居選手にペナルティエリア内に侵入されると、そこからのクロスを逆サイドで伊藤翔選手に頭で合わされて失点。ゴール裏からは西川さんがギリギリかき出したように見えましたが、ボールはゴールラインを思いっきり超えていてゴールの判定。悪い時間帯に失点してしまう最悪の流れ。

失点直後の78分、エヴェルトンさん→杉本さんとし、1点を追う展開に。残り時間アディショナルタイムを含めても15分程度、ここまで約80分、猛暑の中を走り回っている選手達ですから、なかなか厳しいんじゃないかなとは思っていましたが、そんな状況で点を獲ってくれるのがウチのエース。鹿島がセルジーニョ選手をさげて遠藤選手を投入し、試合を締めに入った直後の88分、左サイドで山中さんからのクロスをファーサイド、頭で合わせた興梠さんのシュートは、見事にゴールネットを揺らして土壇場で同点に。

いやぁ助かった。興梠さんはおめでとうございますのバースデーゴール。これが決勝点だったら最高だったんですけど、それでも試合を振り出しに戻す重要な1点を決めてくれました。

その後も両チーム最後の力を振り絞って得点を奪いに行きますが試合はそのまま 1-1 でタイムアップ。猛暑の平日対決は両者勝点1を分け合う結果となりました。

前半の決定機の数、ホームゲームということを考えれば、しっかり勝って連勝としつつ週末の名古屋戦につなげたかったというのがホンネではありますが、鹿島を相手にここまでやれたというのは今のウチにとっては大きな収穫になったんじゃないでしょうか。得点の形も見えてきましたし、あとは細かいプレーの精度を向上させればかなりいい線いくんじゃないかなと思います。

さて、なかなか身体的なコンディションを保つのが難しい気候なので、そこだけが心配ではありますが、続く名古屋戦は順位の上でもすぐ下、勝点2差の相手との対戦です。ここで勝てば勝点31としてまだまだ上が狙える位置に食らいつけますが、逆に負けちまったら2桁順位、一気に残留争いに片足突っ込む感じになるっていう非常に重要な試合。またクソ暑い中での試合が予想されますが、気合いを入れて行きましょう。

ちなみに次節(第21節)から、2019/20 競技規則が適用されます。新しい競技規則における変更点は先日このブログでも書きましたので興味があればチェックしてみてください。

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試合データ

観客: 37,265人
天候: 晴
試合結果: 浦和 1-1 鹿島(前半0-0)
レッズ得点者: 興梠(88分)
警告・退場: -
主審: 西村 雄一 氏
順位: 9位(8勝8敗4分/勝点28/得失点差-7)

試合ハイライト

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