2019 Jリーグ 第8節 埼玉スタジアム2002 ヴィッセル神戸戦

前節はアウェーでガンバ大阪に最後の最後で競り勝ち、苦しみながらも勝点を二桁に乗せてなんとか上位について行っている状態ですが、続く第8節は、ホーム埼スタに戻っての神戸戦。

今シーズン、リーグ戦ではまだホームゲームで勝ちがなく、そろそろホームでの勝利が求められている状況の中、リーグ戦ホーム初勝利にはうってつけの、今シーズン初の観客数5万人超え、ほぼ満員のスタジアムでの対戦となりました。

2019 Jリーグ 第8節 埼玉スタジアム2002 ヴィッセル神戸戦

さて、今日のスタメンは最終ラインに森脇、マウリシオ、槙野。中盤は青木、エヴェルトン、柏木、両ワイドに橋岡、山中。武藤、興梠の2トップという並び。GKは西川。

スタメンは前節のガンバ戦から入れ替えなし。システム的にも 3-5-2(3-3-2-2)を継続。守備時には興梠さんをワントップに残して 5-4-1 のラインを作るやり方も引き続き継続という形。

対する神戸はイニエスタ選手、ビジャ選手が帯同せず。システム的には 4-2-3-1 でワントップにウェリントン選手、トップ下にポドルスキ選手、両サイドハーフには古橋選手、小川選手とスピードのある選手を置き、ボランチに山口蛍選手、セルジ・サンペール選手を配置。ビジャさんやイニエスタさんがいると外国人枠の関係で割を食って出場機会が減っていたGKのキム・スンギュ選手が復帰するなど、ウチとしてはこっちの方がやりにくいんじゃないかと思わせる布陣。

言うまでもなくウェリントン選手の高さと強さは要注意で、比較的雑なボールでも収めたり落としたりする能力がある彼にワントップで決定的な仕事をさせないことと両サイドの主導権争い、さらにフリーマンとしてポジションを頻繁に動かすポドルスキ選手をいかにゴールに近いところで仕事させないかが守備面ではポイントとなる立ち上がり。

ウチはガンバ戦同様、前からは無理に追わず、守備ブロックをしっかり作って待ち構える入り方をしました。相手が最終ラインに下げた状態で、最終ラインが上げられている場合は柏木さん、武藤さんが興梠さんと連携して前から相手のビルドアップに対してプレスをかけには行っていましたが、相手の2CBに対して、2対3となるように数的有利を作ってのプレスは、無理と判断したら即座に帰陣してブロックを固めるという部分が徹底されており、神戸に対して局面での1対1勝負に持ち込むことには成功していましたので、ウチの強みが出せる守り方にはなっていたかと思います。

(良い意味で)想定外だったのは前半10分に早くも試合が動いたこと。相手が最終ラインでビルドアップしている際、神戸CBの大崎選手がSBからのパスを受けようとして痛恨のスリップ。この隙を見逃さなかった興梠さんが一気にボールをかっさらうとそのままゴールへ一直線に進みペナルティエリア内に侵入するとGKとの1対1の状況を作ります。

後方からは神戸のダンクレー選手が猛ダッシュで興梠さんのところにシュートコースを消しに戻ってきますが、この状況を冷静に見た興梠さんはシュートフェイントから鋭く切り返し。ここに勢い余ったダンクレー選手が突っ込んできますが、切り返した興梠さんを思いっきり引っかける形で倒してこれがファール、PKの判定。あとはPK職人、興梠さんが冷静にGKを動かしといてからの逆コースに流し込んで先制。

相手のミスというラッキーな形ではありましたが、ワンチャンスをしっかりものにして先手をとることができました。

先制後、前半に関してはしっかり引いて守ったところから回数は少ないものの、神戸の最終ラインの裏を狙ったフィードで何度かサイドの裏のスペースを攻略してクロスまで持っていくなど、リードしている状況としてはまずまずの試合展開。

前節のレビューでも書きましたが、橋岡さんがいることで、西川さんからのロングフィードの的が定まり、彼の空中戦の強さを活かして右サイドのある程度深いところで起点を作ることには成功していたので、その辺は悪くなかったですが、攻撃面に関しては開幕からここまで大きな進歩はなく、相変わらず個人の能力に頼った再現性のないやり方なので、ボールを持ってから考えている状況ではなかなか連動性も生まれず、この辺は先が長いなと言うか、ここまで見てきて戦術的な改善はもう諦めた(諦めが早い)ので、ファブリシオさんが戻ってくるなり、武藤さんあたりのコンディションが上がってくることを祈るしかないかなと(この辺は6節時点での寸評で書いた通り)。

で、試合はここから特に特筆するようなこともなく神戸にひたすらポゼッションされつつ、ウチは守備に追われる展開。ウチの 5-4 のラインの中間ポジションにポドルスキ選手が入ってきてボールを受けるシーンが何度かありましたが、そこで受けられるとサイドのオーバーラップで裏をとられてヤバイ形を作られるのと、あとはウェリントン選手へのボールで収められると、同じくそこにサイドからサポートしてきた古橋選手や小川選手にフィニッシュまで持っていかれる形で危険なシーンが数回ありました。あとサンペール選手はやっぱうまいですね。人数かけているウチのディフェンスラインのギャップで受けては簡単に前向くので、やっぱあの辺はさすがだなと。とはいえそこは最後のところでディフェンスが身体張りつつ、西川さんのセーブもあって決定機と言えるような状況はほとんどないまま試合は終盤へ。

ウチの選手交代は57分にエヴェルトンさん→長澤さん。これは予定通りの交代でしたが、この交代がされる直前に橋岡さんにアクシデント。急遽ウガを右サイドへ投入します。橋岡さんは現地ではちょっと細かいところがわからなかったのですが、もも裏を痛めたみたいで怪我の状況が気になります。大きな怪我でなければよいのですが。

さらに71分には柏木さん→マルティノスさんとして、押し込まれた状況からロングカウンター当てるためのピースを配置しに行きますが、実際には前でボールが収まらず、残念ながらそれ程効果的な交代策にはなりませんでした。

結局後半はほぼ45分間守備練習みたいな感じで、押し込まれては跳ね返すの繰り返し。神戸の攻撃にもそれ程迫力があったわけでもないのでハラハラドキドキというより、まぁ客観的に見れば超つまんない試合展開ではありますが、とにかくそのまま1点を守り切って今シーズン、リーグ戦ではホーム初勝利。まずは結果オーライというところでしょうか。ウチはボール奪っても全く保持できず、各選手の動き出しもなく、サポートも少ない状況ですぐにボールをロストしては再び神戸の攻撃を受けてという感じでしたね・・・

正直、攻撃面での改善は全く見られず、守備面でも最終ラインに人数をかけてブロックを作っているので何とか守っていますが、マークを動かされた時には結構あっさり崩されたりと、客観的に見て『圧倒的堅守』と言うほどの安定感はありません。なんですが勝点は積めてるし、順位的にも6位とかいう上位にまだまだついていける位置にいるってのはこれがオリヴェイラさんマジックなんでしょうかね。。まぁ勝ってはいるのであまり贅沢を言っても仕方ないですし、今は素直に結果を喜ぶことにします。

次はミッドウィーク、水曜日にアウェーでのACL、全北現代戦。これが終わると週末にはアウェーで清水戦と続きます。次のACLはグループステージ突破のためにもアウェーとはいえ勝点3がほぼ必須となるような試合ですし、清水戦に関しても上位に食らいついて行くためにはしっかり勝って勝点を積みたい試合になります。内容はともかく、結果を出し続けることで徐々にチームの状況も上向いていくと信じて、我々もサポートしていきましょう。

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試合データ

観客: 54,599人
天候: 晴
試合結果: 浦和 1-0 神戸(前半1-0)
レッズ得点者: 興梠(10分/PK)
警告・退場: 山中(警告×1/反スポーツ的行為)
主審: 佐藤 隆治 氏
順位: 6位(4勝2敗2分/勝点14/得失点差-1)

試合ハイライト

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