AFCチャンピオンズリーグ2019 グループステージ MD1 埼玉スタジアム2002 ブリーラム・ユナイテッド戦

昨年はACL出場がなかったため、2年ぶりに戻ってきたACLの舞台。ミッドウィークの水曜日に行われたのは、ACL 2019 グループステージ初戦。タイのブリーラム・ユナイテッドをホーム埼スタに迎えて。

ブリーラム・ユナイテッドはタイの強豪。日本での認知度はあまりないと思いますが、タイでは屈指のビッグクラブとして、国内タイトル4冠達成も経験。ACLでは過去、準々決勝(ベスト8)の実績もありタイ国内だけでなく、アジアでもしっかり結果を出している侮れない相手です。

グループステージは毎回平日開催が多く、Jリーグとの並行開催で連戦になりがち。選手も連戦で大変でしょうし、観戦する方としても色々と大変なことも多いんですが(とはいえ私はACLのアウェー観戦はあまり考えていないのでホームだけですから楽な方ですが)、やっぱりACLを戦えるっていうのは誇らしいこと。2017年の興奮をもう一度ということで、まずグループステージは無難に突破したい。そのための初戦はきっちり勝って、よいスタートを切りたいところです。

AFCチャンピオンズリーグ2019 グループステージ MD1 埼玉スタジアム2002 ブリーラム・ユナイテッド

さて、今日のスタメンは最終ラインに森脇、マウリシオ、槙野。中盤はエヴェルトン、柏木、長澤を並べた3ボランチ。ウィングバック、右に橋岡、左にウガ。ナバウト、興梠の2トップという並び。GKは西川。

ACLでは大幅なメンバーの入れ替えがよく行われますので、今回もリーグ戦からどの辺を入れ替えてくるかと注目していたわけですが、岩波さんを森脇さんに変更、スタメンから少し遠ざかっていた橋岡さんを右に戻してウガを本来の左で起用。

さらにナバウトさんを先発させて興梠さんとコンビを組ませましたが、中盤の3枚はいつも通り(柏木さんと長澤さんのスタートポジションが左右入れ替わりましたが)、システムも 3-5-2(3-3-2-2)と、多少の人の入れ替えはしつつも大きく陣容が変わってしまうほどの入れ替えはなし。

この辺は現状、勝ちがない状況で勝利を優先したのもあると思いますし、時間がない中でなるべく連携を成熟させる時間を公式戦内で取りたいというのもあるのかなと。

対するブリーラム・ユナイテッドは、Jリーグ、元鹿島でも活躍したペドロ・ジュニオール選手をワントップに置いた、3-4-2-1 でスタート。守備時には5バックにして、5-3-2 でブロックを作るやり方。

大変恐縮ながら私、普段のブリーラム・ユナイテッドの試合をあまり見たことがないのであれなんですが、去年とか、ACLで戦っていたとき(確かセレッソ戦かなんかをちらっと見たんですが)は同じ3バックだった気もしますが、少し中盤やトップの並びが違って、2トップだった気もします。しかし今回はペドロ・ジュニオール選手を前線に残した形に見えましたので、メンバーの変更によって少しシステムが変わっているのかもしれません。

しかし、この 5-3-2 で作るブロックは明確にウチのシステムに合わせてきてるなというのがわかるやり方。ブリーラムとしてはアウェーでの初戦、しかも相手はアジアチャンピオン経験チームとなれば、まず狙うは勝点「1」のゲットであり、多少守備の時間が長くなっても、できるだけ 0-0 の時間を引っ張って終盤で勝負といった狙いもあったのではないかと推測します。

実際に前半に関してはブリーラムのコンパクトな守備ブロックになかなかフィニッシュまで持って行くことができず、相手守備ブロックの外でボールが回る展開。

しかしリーグ戦のここ2試合と比べると最終ラインの右に入った森脇さんがとても良いタイミングでサイドチェンジを狙ったり、2回ほどありましたが、興梠さんのところに鋭い斜めの楔を打ち込んで相手守備ブロックを混乱させるなど、よい点も見られました。

また、橋岡さんがいることで西川さんからのロングフィードの的が定まり、前で起点が作りやすかった点もこちらがボールを保持して試合をコントロールできた要因かと思います。もちろん、相手のレベルというのもあるとは思いますが、リーグ戦で結果が出ていない現状では少しでもよい点が見えたのは素直に喜ぶべきかなと。

前半は特に終盤、自分たちのミスも含め、何度か裏のスペースに抜けられるシーンもあり、押し込みつつもフィニッシュまで行けない部分もあって少しガマンの時間帯になりましたが、後半に入ると少し前に重心をかけてきたブリーラムを相手に徐々に中盤のスペースが使えるようになると、50分、左サイドからのコーナーキックを柏木さんが蹴ったボールは槙野さんの頭にドンピシャのヘディングシュートが炸裂して今シーズン、チームとして初得点となる先制点。

この先制点が非常に大きく、ブリーラムが1点を追って前に出てきたことで中盤が間延びした隙を逃さず、そこを起点に押し込むと75分、長澤さんのシュートを相手GKがはじいたこぼれ球を押し込んだ橋岡さんが追加点。いい時間帯に突き放せたことで、これでほぼ試合は決まりました。

77分には長澤さん→柴戸さんというここのところ後半にお約束の交代で中盤のバランスを取ると、84分には興梠さん→汰木さんとして、汰木さん待望の浦和デビュー。

その汰木さん、試合後のインタビューでもこのチャンスをものにできなかったら終わるくらいの意気込みで試合にのぞんだと言ってましたが、この覚悟にふさわしく88分、左サイドをすすーっとドリブルで持ち運ぶと鋭く切り返しての右足クロスはファーサイドへ。中央で競ったナバウトさんと相手ディフェンスの上を越えたボールは逆サイドからフリーで走り込んだ橋岡さんにピッタリ合って汰木さんナイスアシスト。橋岡さんにとってはこの日2得点目となるダメ押しゴールで 3-0 と。

開幕から出番がなく、今試合でチャンスをもらった選手がきっちり結果を出してくれたのはうれしいところ。

90+3分には森脇さん→鈴木さんとして、時間短いながらも鈴木大輔さんも浦和デビュー。最後は無失点で試合を締めて、公式戦、3試合目にして初の得点と勝利を同時にもたらしてくれました。もちろん課題が全部解決したわけではありませんし、これで連勝街道だぜというほど甘くはないとは思いますが、とにかく1勝できたことは大きいし、きっと次につながるでしょう。

新たに出番をもらった選手が結果を出し、各ポジションでの競走も今後ますます激しくなるでしょうし、この勝利をきっかけに自信を取り戻して進んでいってもらえればと思います。

さて、次はアウェーでの松本戦。ちと事情により私はテレビ観戦決定していますが、リーグ戦での初勝利を期待しつつ、応援しようと思います。現地行かれる方は道中お気を付けて。

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試合データ

観客: 20,056人
天候: 曇り
試合結果: 浦和 3-0 ブリーラム・ユナイテッド(前半0-0)
レッズ得点者: 槙野(50分)、橋岡(75分)、橋岡(88分)
警告・退場: -
主審: ヤクーブ・アブドゥルバキ 氏
順位:グループG 1位(1勝0敗0分/勝点3/得失点差+3)

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