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2017 Jリーグ 第8節 埼玉スタジアム2002 北海道コンサドーレ札幌戦

前節は苦しい内容ながらもアウェーで東京をきっちり倒して勝点3を持ち帰り、リーグ戦の連勝を3に延ばし、公式戦も5試合負けなしという状況で迎えた今節は、ホーム埼スタに今年久しぶりにJ1に復帰したコンサドー...

前節は苦しい内容ながらもアウェーで東京をきっちり倒して勝点3を持ち帰り、リーグ戦の連勝を3に延ばし、公式戦も5試合負けなしという状況で迎えた今節は、ホーム埼スタに今年久しぶりにJ1に復帰したコンサドーレ札幌を迎えて。

直近でコンサドーレ札幌と対戦したのは2012年のJリーグ第28節(埼スタ)ですが、この時は降格がすでに決まっていた札幌さんに2失点して負けるっていうひどい試合でした。5年ぶりの対戦となりますがきっちり借りは返さないとね。

2017 Jリーグ 第8節 埼玉スタジアム2002 北海道コンサドーレ札幌戦

さて、今日のスタメンは最終ラインに森脇、遠藤、槙野。ボランチに阿部ちゃん、柏木。両ワイドにウガと関根。武藤、興梠をシャドーに、ラファエル・シルバのワントップ。GKは西川。

前節は後半からの出場となった関根さんがスタメンに復帰して、前線トライアングルはラファさんをトップにした形でのスタートとなりました。

札幌については、まず要注意選手の筆頭として挙がるのがFWの都倉選手。彼のフィニッシャーとしての能力、身体のデカさ、強さを活かしたポストプレーは脅威。ちょっと日本人離れしている非常に厄介な選手で、これをどう抑えるかがひとつ目のポイント。

さらにここにボールを供給する役割として左サイドバックの福森選手のクロスの精度は要注意。福森-都倉ホットラインをどう抑えるか、さらにコーナーキックを含めたセットプレーなどをいい位置で不用意に与えないことがもうひとつ重要なポイントとなります。関根さんのサイドで福森選手を押し込んでしまえれば一番いいってことで、このサイドの攻防は見どころでした。

札幌は基本3バックですが、守備時は5-3-2(途中で5-4-1にしてましたけど)の陣形にしてウチの5トップにほぼマンマーク、サイドのスペースはスライドで消して、中央を固めるやり方。奪ったあとは前線の都倉選手を一発で狙うか、もしくはサイドの裏のスペースを突いてのサイド攻撃が狙いというのが見えました。

ウチとしてはこういう対策をされるのは慣れているというか、まぁ浦和対策としては常套手段ですので、特に驚くことではないのですが、相手がスライドしてくれるなら、左右に大きく振って、相手に頻繁なスライドを強いることで、我慢できなくなってスライドが遅れたところで生まれる中央のスペースを突いてやればという立ち上がり。

前半立ち上がりから札幌の5-3のブロックの前3枚の両サイドをうまく攻略して何度か決定機を作りますが、今日、誤算だったのは相手GKのク・ソンユン選手が非常に当たってたこと。決定機をことごとく阻まれると、過去、押し込みまくったにも関わらず決定機を逃しまくったあげくにやられた試合の嫌な記憶が蘇ります。

とはいえ前半20分。柏木さんのコーナーキックをラファさんが頭で合わせにいきますがこれは相手ディフェンスと競りながらでうまくミートせず。ただこのこぼれ球に素早く反応したラファさんが抜群の身体能力を活かしてスライディングしながら放ったシュートは、ゴール右隅に吸い込まれて先制点。

ゴール前を固められてゴールが遠かった立ち上がりでしたが、セットプレーからその堅い守りをこじ開け、いい時間帯に先制点をゲットしてくれました。

この先制点のちょっと前の時間帯くらいから、札幌は守備時の陣形を5-4-1に変えますが(中盤3枚のサイドや間を使われ過ぎたので人数増やして対応しようとした形)、こうしてくれるとウチはビルドアップ時の後ろを2枚にして森脇さん、槙野さんを高い位置に上げられるので、相手を押し込むことが可能になります。

実際、前半に関しては札幌を自陣深くに押し込み、ほぼワンサイドでゲームを進めることができました。なので、その押し込んだ状態で追加点を取って突き放してしまいたかったんですが、その狙いをク・ソンユン選手の好セーブが阻みます。

そうこうしていると34分、一瞬のスキを突かれて失点。都倉選手にロングボールが入りますが、これをワンタッチで前向きに入ってきた2列目の選手に落とされ、そこから裏に抜けた兵藤選手にヘディングでのダイレクトパスが通ってしまいます。これで西川さんとの1対1になった兵藤選手に冷静にゴールに流し込まれて同点に。

都倉選手への対応で槙野さんが引っ張り出されたギャップを兵藤選手にうまく使われた形ですが、ダイレクトプレーが2つ続いたことでウチのディフェンスラインの対応が後手に回り、兵藤選手の裏抜けを許してしまった結果の失点でした。

この試合、都倉選手自体はきっちり抑えて決定的な仕事はさせませんでしたが、このシーンでは彼のポストプレーから失点しているわけですので、強みを活かされてしまいました。

とはいえ、すぐにウチも追加点を取ってもう一度リードを奪います。40分、ウガが左サイドで仕掛けてゴール前にクロスを上げると、スペースにうまく入ってきた興梠さんが頭であわせますが、これもまた相手GKの好セーブで得点ならず。しかしこのこぼれ球に武藤さんがきっちり詰めたことで相手のクリアボールがゴール前でルーズボールに。

ここに猛然と走り込んできた関根さんが思いっきり蹴り込んだシュートは、さすがのク・ソンユン選手も反応できない肩上をぶち抜くと見事にゴールに突き刺さって再度1点リード。ウガのサイドでの仕掛け、興梠さんのゴール前での動きの質、武藤さん、関根さんがきっちり詰めた厚みのある攻撃。まさにウチの真骨頂というゴールでした。

そのまま後半に折り返し。

後半は札幌がかなりパワーをかけて前から出てきたこと、さらに前半は最終ラインが下がってしまったことでウチに押し込まれましたが、後半は立ち上がりから前線のプレスに連動してきっちりと高いラインを設定してきたことで逆にウチが押し込まれる状況に。後半立ち上がりの15分くらいは札幌が非常によい試合を展開しましたが、肝心のプレー精度が低く、決定機というところまではならずに助かりました。

相手が前からでてくるなら、ウチはいなして一気に裏のスペースを狙うなど、相手の出方に対する崩しのバリエーションは豊富。徐々に落ち着きを取り戻すと、前半同様に相手の守備ブロックの穴を冷静に突いていきます。

何度かの決定機も決めきれずという状況が続きますが 74分、スルーパスに抜け出した興梠さんがGKとの1対1で放ったシュートはまたも好セーブで一旦は弾かれますが、それをペナルティエリア内で再度拾った興梠さんがGKをかわしたところで、相手ディフェンスに倒されるとPKゲット。

抜け出そうとした興梠さんの後ろ足を引っかける形で、完全なトリッピング。主審の荒木さんはよく細かいところ見ててくれました。ナイスジャッジです。

これを興梠さんが自ら決めて2点リードとすると、直後に柏木さん→青木さんとして中盤の守備を固めると同時に柏木さんを温存。さらに82分にはウガ→駒井さんとしてウガも温存。関根さんを左に、駒井さんを右サイドに投入すると運動量の落ち始めた札幌をウチの両サイドが押し込む展開に。

このまま終われればほぼ完璧だったのですが、冒頭に上げた要注意選手に素晴らしい仕事をされてしまいます。

87分、ゴール前で森脇さんが相手選手を倒してフリーキックを献上。これに途中交代でピッチに立っていた(小野)伸二さんと、福森選手がボールに対してセットしますが、これに対して西川さんは壁4枚で福森選手の左足でのシュートコースは切りつつ、伸二さんの右足に対応できるポジションをとります。

この対応自体は特に悪くなかったと思いますが、福森選手のシュートがその上をいきやがりました。左足から放たれた鋭い球速のシュートは、壁の上すれすれを抜けてゴール右下隅に吸い込まれるゴラッソ。さすがの西川さんも届かず、悔しいけれど敵ながらすげぇの蹴るなと思わず感心してしまったシュートは、もう蹴った方を褒めた方がよいレベルでした。

1点差にされてしまいましたが、残り時間はアディショナルタイムを含めても5分ちょっと。あとは無理せず、うまく時間使って1点差を守り切ると、ホームできっちり勝点3をゲットしてくれました。

まぁ2失点という結果はもちろん課題は残るんですが、まずはきっちり勝つことが重要。そこは評価しつつ、今回の試合で出た課題を次に活かしていってもらいたいなと思います。

さて、次は週が明けた水曜日にホームでACL、ウェスタン・シドニー戦。ここで勝つとグループステージ突破が確定する試合ですので、非常に重要。さらにその週末にはアウェーで大宮アルディージャとのさいたまダービー、翌週ミッドウィークにはホームで鹿島戦と、かなり厳しい日程が続きます。連勝で乗り切れるよう、我々もしっかりサポートしていきましょう。

試合データ

観客: 36,880人
天候: 曇り
試合結果: 浦和 3-2 札幌(前半2-1)
レッズ得点者: ラファエル・シルバ(20分)、関根(40分)、興梠(74分/PK)
警告・退場: 青木(警告×1/ラフプレー)、森脇(警告×1/ラフプレー)
主審: 荒木 友輔 氏
順位(第8節終了時点):1位(6勝1敗1分/勝点19/得失点差+15)

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