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2015 Jリーグ 1stステージ 第12節 埼玉スタジアム2002 FC東京戦

前節仙台戦は4得点するも4失点という打ち合いの末、勝点1に留まったものの、それでも開幕からリーグ戦では10戦負けなしという状況で暫定ながら(ACL組は1試合消化が少ないので)首位をキープ。埼スタに戻っ...

前節仙台戦は4得点するも4失点という打ち合いの末、勝点1に留まったものの、それでも開幕からリーグ戦では10戦負けなしという状況で暫定ながら(ACL組は1試合消化が少ないので)首位をキープ。埼スタに戻っての今節は、前節終了時点で2位に付けているFC東京と。

9節のガンバ戦に続いて、首位対決の状況になりましたが、4バックを採用する東京の守備を完璧に崩しきっての4得点。快勝で開幕からの無敗記録を11、さらに今シーズンホーム連勝も6と延ばして首位をしっかりキープしてくれました。

2015 Jリーグ 1stステージ 第12節 埼玉スタジアム2002 FC東京戦

今日のスタメンは最終ラインに森脇、那須、槙野。ボランチが阿部ちゃんと柏木のコンビ。両ワイドにウガと関根。2シャドーに李と武藤。ワントップに興梠が今シーズンのリーグ戦では初スタメン。GKは西川さん。

東京は4-3-3のフォーメーションで梶山選手をアンカーに置いた形(なので、4-1-4-1かな)。4バックでウチのやり方に対応するには、サイドをある程度使われることを想定し、中盤をコンパクトに中央を固めた上で、サイドチェンジに対してはスライドで対応するのがよくやるやり方(実際、これをやってくるチームの方が、3バックで合わせてくるチームより最近は苦戦してる)。

一方で東京は前からプレスをかけてきてくるわりには最終ラインが押し上げてこないので中盤が間延びしてボランチのサイドのスペースが比較的楽に使える状況を作ってくれたため(特に梶山選手がアンカーにいた時間帯は、そのサイドを使い放題)、そこをきっちりウチのワントップ + 2シャドーが使ってボールを収めた上で、サイドのウガ、関根に展開という狙い通りの形で攻撃を展開することができ、それが開始5分で先制点という最高の立ち上がりにつながりました。

さすがにヤバイと思ったのか、東京はすぐに中盤のシステムを変更してボランチを2枚並べる形をとりましたが、その後も前線からのプレスをウチが西川さんを含めた後方4人+ボランチでうまく外して、逆に相手プレスによってできたスペースで興梠あたりがうまく楔を収めてくれたため、東京の前プレはほぼ意味なしというか逆効果になる状態で、ほぼ一方的な試合に。

多分、東京ももう少し前プレがハマると考えてたと思うんですが、そこを完全に外すことができたので、東京としてはどうしよっかなって感じだったのではないかと。プレスがハマらないなという時点で、諦めて引いてブロック作られたりして、そこから前線の武藤選手あたりにロングボールけられたり、あるいは前田選手あたりを早めに投入して同じくそこをターゲットに蹴ってこられたりするとウチとしては嫌だったと思いますが、相手監督はそういう手は取ってこなかったので、そこは助かりました。

東京は、攻撃に時間がかかるとそれ程怖くないので、怖いのは武藤選手を起点にしたカウンターとあとはセットプレーくらいですが、武藤選手に関してはハードマークを徹底して完全に封じ込んでいましたし、前半にコーナーキックからヘディングシュートを1本放ったくらいで、あとはほぼ消えてた状態なので、ゴールを脅かされるような時間帯もほぼなしという状態。

だからこそ、ウチの武藤がちょっと負傷して出てたりでちょっとドタバタした時間帯に、途中交代で入ってきた前田選手に決められた1失点はちょっともったいなかったなという感じでした。あれ、ボールホルダーへのプレスが少しゆるくなったところで上げられたクロスに、2列目から入ってきた前田選手にうまく頭で合わされてしまった形で、ゴール前には人もそろってたので、マークの受け渡しさえうまくやれていれば防げたんじゃないかなと。

とはいえ、それ以外はほぼ完璧で、今シーズン、ベストゲームと言ってもいい内容。1得点目はウガのアーリークロスに李がニアで合わせたもの。ここ最近、ニアに入ってくる動きを各選手が意識しているようで、阿部ちゃんだったりがニアでつぶれたところの裏でゴールってのも何度かありましたが、李の入り方も素晴らしく、そこにピンポイントでウガのクロスが入ってきたことでさすがのFC東京、GK権田もノーチャンスなゴールでした。

2点目も前述したとおり、興梠が相手ボランチと最終ラインの間のスペースでうまくボールを受け、そこからサイドのウガ→ウガが今度はニアに入ってくる選手をおとりに、ファーサイドの関根に絶妙なクロス→関根が落ち着いて流し込んでというもの。この日のウガは素晴らしい活躍で、2アシスト。あれだけフリーでボール持たせてもらえれば、左サイドはウガの独壇場状態でした。

3点目は後半の立ち上がり早々に、今度は右サイドの関根からのクロスに武藤がニアで合わせたもの。この時の武藤のニアサイドへのダイアゴナルに入ってくる動き、素晴らしかったです。一瞬のスプリントで相手ディフェンスを引き離しつつ、ニアの一番嫌らしいところに入ってくるあのセンスはさすがです。

個人的にはそういう動きが絶妙にうまいのが石原さんだと思っていて、それで彼にはすごく期待していたんですが、ケガしちゃったんでちょっと残念に思っていたのですが、それに劣らない武藤の動きの質を見て、これは武藤さん、二桁得点くらいはいけるでーと勝手に喜んでました。期待がふくらみます。

3-0となったところで喰らったのが前述の前田選手の得点。ところがそのたった2分後に、相手ゴール前で、相手のミスを見逃さず、素早くプレスかけてボール奪取したウメちゃんが、そのままドリブルからそこしかないっていうコースに技ありのミドルを叩き込んで再び3点差に。

権田選手の指先をかすめつつ、ファーサイドのポストに当たって入るゴラッソ。あれは打ったウメちゃんが1枚上手でしたという素晴らしいゴールで、前田選手の得点でちょっと盛り上がった東京の追いつけムードを完全にぶっ壊し、心をぶち折るにふさわしいゴールでした。

さて、素晴らしい内容の試合でしたが、1点だけ気になったのは後半の選手交代の仕方。

まず65分に興梠→ウメとして、李をワントップにしますが、李のワントップ起用は以前から指摘しているとおり彼の特長を消してしまうだけでボールも収まらなくなるしいいことないです。実際にボールが収まらずに押し上げられず、逆に東京に押し込まれる時間帯が生まれてしまっていました。

とはいえ、3点差がついた状況、かつ興梠がケガ明けなので無理させられないのと、ズラタンさんがお鼻折れてる状態でこちらも無理させられないので仕方なかったとは思います。またそれで入ったウメが4点目を決めたことを考えれば結果オーライだったので良いかなと。

もう1人、気になった交代は68分の森脇→青木。あれで阿部ちゃんをサイドバックに下げるやり方でしたが、阿部ちゃんをサイドにしちゃうのもあまりよい手とは言えず、実際にACLでは阿部ちゃんをサイドに起用した結果、そのサイドから2失点喰らって負けてます(もちろん阿部ちゃんだけが悪いわけではないですが)。

なのでこの交代に関して現地で見ている時点では、なんでわざわざバランス崩しにいくんだよって思ったんですが、あとで聞いた話では、森脇さん、試合中にみぞおちに喰らったボールのせいか、続行が難しい状態になっていたそうで。だとすると仕方ない交代だったのかもしれません。

ということで、少し選手交代で気になった点もあったものの、これも得点差などを考えて、主力を少しでも温存しつつ、普段出場機会が限られる選手にも出場機会を与えたと考えれば、まぁ納得がいくものでしたし、何より素晴らしい崩しからの3得点 + ウメちゃんのスーパーゴールも見させてもらって、良い気分で埼スタをあとにできました。

さて、気持ちよく、追いすがる2位のチームを2連続でぶっ倒し、頭1つ抜けた感じになっていますが、次節はホームで鹿島、さらにアウェーの鳥栖、アウェー柏(ACLの関係でずれてる第10節)と、難しい相手との対戦がまだまだ続きます。この勢いで一気に1stステージ優勝まで突き進んでほしいものです。

2015 Jリーグ 1stステージ 第12節 埼玉スタジアム2002 FC東京戦

試合データ

観客: 42,995人
天候: 曇り
試合結果: 浦和4-1FC東京(前半2-0)
レッズ得点者: 李(5分)、関根(42分)、武藤(47分)、ウメ(76分)
順位(1st第12節終了時点/暫定): 1位(8勝0敗3分/勝点27)
警告・退場: -
主審: 村上 伸次 氏