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浦和レッズ 2013年の補強・移籍状況まとめ

とりあえず、今日(2013年1月6日)の時点ですが、新規加入する選手、及び今季限りでウチを出て行く選手がはっきりしてきていますので、一旦まとめてみます。 (写真は浦和レッズ公式Facebookから) ...

とりあえず、今日(2013年1月6日)の時点ですが、新規加入する選手、及び今季限りでウチを出て行く選手がはっきりしてきていますので、一旦まとめてみます。

完全、又は期限付き移籍で浦和を離れる選手

まずは出て行く人から。完全移籍で退団は下記の4名。

  • 田中達也 → アルビレックス新潟に完全移籍
  • ポポ → ヴィッセル神戸に完全移籍
  • 原一樹 → 京都サンガF.C.に期限付き移籍中でしたが、そのまま完全移籍
  • エスクデロ・セルヒオ → FCソウルに期限付き移籍中でしたが、そのまま完全移籍

達也は新潟に決まったことでJ1の舞台で彼の活躍を見ることができそうです。ウチとの試合以外で思いっきり暴れてください。

次、新たに期限付き移籍で他チームに修行に行くのが水輝くん

  • 濱田水輝 → 2012年2月1日~2014年1月31日の期限付きでアルビレックス新潟

新潟はCBの鈴木大輔選手が柏に移籍したため、水輝にはその替わりとしての活躍が求められると思いますので、しっかり出場機会を掴んで、成長して帰ってきて欲しいですね。達也同様、ウチとの試合以外でガンガンに活躍しちゃってください。

あと、現在、期限付き移籍中で、レンタルバックするのかがまだ発表されていないのが下記の3名

  • 高橋峻希 → ジェフ千葉に期限付き移籍中(~2013年1月31日までの予定)
  • 青山準 → 徳島ヴォルティスに期限付き移籍中(~2013年1月31日までの予定)
  • 永田拓也 → ザスパ草津に期限付き移籍中(~2013年1月31日までの予定)

ただ、このうち峻希以外は多分戻って来ないと思うんだよね...

ということで、峻希が今年戻るのか、それとももう1年千葉からの求めに応じて期限付き移籍を延長するのかはわかりませんが、今のところはっきりしている範囲では、完全移籍で4名、期限付き移籍で新たに1名の計5名がウチを離れることになります。

[2013年1月8日追記]
拓也くんはレンタルバックが正式に発表されました。戻って来ないよとか言ってごめん... 拓也は左サイド、ウメとポジション争いになると思います。ところで噂では峻希の方は千葉に残りそうって感じみたいですね。

[2013年1月13日追記]
峻希は千葉でもう1年、期限付き移籍を延長する旨、また、青山の徳島への完全移籍も発表されました。

今期から浦和に新規加入する選手

さて、一方で新規加入が発表されている選手。つまり補強ですね。

森脇良太

広島から完全移籍で加入の26歳。3バックの右側、つまりツボのところの補強ってことになります。ミシャさんのサッカーも心得ていて、3バック左側の槙野との相性も良いので非常に期待できる補強です。ミシャさんは3バックの両サイドにも積極的な攻撃参加を求めますし、得点も期待されています。その点でツボはかなり守備に偏る選手ですので(キック精度やシュート力は失礼ながら残念な選手なので...)、森脇の加入でミシャさんが求める3バックの能力としては理想に近づくでしょう。

ただし、昨シーズンはそのツボの守備的なところが槙野の攻撃参加をやりやすくしていたという見方もできますので、森脇、槙野の両サイドがガンガン攻撃参加すると、啓太や阿部ちゃんにかかる守備的な負担が増える可能性はあります。その辺はやってみないとわかりませんが。

ちなみに、2012シーズン、森脇はリーグ戦、33試合出場、4得点。それに対してツボは安定の0得点ですから、得点力という点では確実に上がるでしょう。槙野がリーグ戦、33試合出場、6得点なので、3バック両翼で10得点くらいは見込めそうです。失点が増えたらあれだけど...

関口訓充

仙台から完全移籍で加入の27歳。彼の主戦場は右サイドの攻撃的MFですので、ヒラやウガとポジションを争うことになりそう。運動量、スピード共に申し分なく、仙台時代を見ての個人的な印象では正確なクロスとかシュートみたいな感じより、とにかくスピードに乗ったドリブルでサイドをぶっちぎってくみたいな感じなので、うまくスペースを与えてあげればいい働きするんじゃないですかね。

ちなみに、2012シーズンはリーグ戦、28試合出場、3得点でした。

興梠慎三

鹿島から完全移籍で加入の26歳。言わずと知れた鹿島の顔ですが、何を血迷ったか浦和に完全移籍。いや、来るからには歓迎しますけどね。

1トップ候補として元気やランコ、後述する阪野くんあたりとポジションを争うことになるでしょう。多分、ミシャさんは興梠に佐藤寿人的な働きを期待してるんだと思いますけども、元々の興梠さんってドリブラーって感じですよね。達也の方がプレースタイルとしては近いと思うんだけど、興梠さんはオフザボールの動きの質が非常に高く、一瞬で相手ディフェンスの裏をとってクロスに点で合わせるみたいなこともできるので、その点では求められているプレースタイル、能力を持った選手なんでしょう。

でも所謂、エメやシトンみたいな個の力で状況を打開して何とかしちゃいます的な選手ではないので、シャドーの選手との連携がうまく行かずに孤立すると能力を発揮できない可能性もあります。その辺は元気が昨シーズン、慣れないワントップで苦戦してたのと同様、興梠さんがハマるかどうかが今シーズンの大きな鍵になるのは間違いないと思います。

ちなみに、2012シーズンは鹿島でリーグ戦、30試合出場、11得点(カップ戦を含めると15得点)ですので、ここ最近のFWの補強としては、最も実績のある選手の加入ということになります。期待してまっせ。

那須大亮

柏から完全移籍で加入の31歳。本職はCBなんだけど、サイドバックやボランチで起用されまくって、しかもそれらポジションも本職の選手以上に高レベルでこなしちゃうっていうポリバレント。気合いの入ったディフェンスでチームを引っ張る所謂「闘将」タイプだし、年齢的にも31歳とベテランなので、闘莉王さんや都築さん退団後、なにかとおとなしいとか、覇気がないとか言われがちなチームに何か持ってきてくれるかもね。

ポジション的には永田や暢久とCBを争うことになるかと思いますが、前述の通り、ボランチやサイドもできちゃうので、阿部ちゃんや啓太のバックアップとしても期待されそう。ボランチは負荷のかかるポジションなので、ここができる選手層が厚くなるのは大きいと思います。本当は小島くんとかにもっとがんばって欲しいけどね。

あと、ここまで4名の補強のうち、3名はJ1(やカップ戦)での優勝経験ありってのも地味に大きいと思うよ。関口選手にしても仙台はJ1やカップ戦での優勝経験はないけど、去年は最後まで優勝争いしてたチームだしね。そういう、タイトル争いをした経験って大事だと思うんだ。

阪野豊史

新人さん。浦和ユース出身で、直輝や元気、峻希達と同じ、2008年U-18高円宮杯優勝メンバー。が、残念ながらその時はトップには昇格できずに明治大学に進学後、2011年の関東大学サッカーリーグでは得点王を獲得するなど活躍、2012年も9得点。で、念願かなって今季から浦和に加入することが決まりました。よかったね。

身長181cmと高さもあって、ポストプレーもこなすし、個人的にはミシャさんのサッカーにおけるワントップとしてはハマるような気がするんだよな。

(おまけ)ダリオ・ヴィドシッチ

急にオーストラリアからもたらされた移籍の噂。なのでまだ未確定ですが挙げときます。現在、アデレード・ユナイテッドFCに所属の25歳。身長185cmの攻撃的MF、FW。transfermarktの情報を見ると、トップ下を主戦場に、右サイドやワントップもこなすといった感じで、所謂ストライカータイプではありませんが、今シーズン(12/13シーズン)のオーストラリアAリーグでここまで13試合出場、8得点、4アシストと、得点力もかなりのもののようです。

浦議でプレー動画も上がってました。「でかいマルシオ」って言われてますね。

ブンデス経験のあるオーストラリア人ってことで、フィンケさんルートでしょうか。もし獲得できればスピラの完全移籍で空いたアジア枠での加入になります。前述したtransfermarktの情報ではマーケットバリューが日本円で6000万円くらいなので、入ってくれば中心選手として使われなければいけないレベルですが、トップ下起用になるんですかね。そうなると、柏木、マルシオとポジション争い、ウメは緊急時以外、完全にサイドで固定されそう。矢島くんの出場機会は?など気になります。

ということで、ヴィドシッチさんはまだ噂レベルとして、加入が確定している選手が5名、出て行く人も5名ということで、今のところプラマイゼロになってますから、あとはアジア枠をヴィドシッチさんで使うのか、ってところで開幕前の補強は一段落じゃないっすかね。

その他、気になること

直輝が戻ってきた時にどこになるのかな~

ヴィドシッチさんはまだわからないとしてもトップ下は柏木、マルシオが間違いなくファーストチョイスで、ウメや元気はトップ下での起用実績もあるし、矢島くんも昨シーズンは途中出場ながら出場機会を掴んでいるので競争が激しい。もしかするとボランチで直輝が使われる可能性もあるかもね。

ポポさんの移籍で外国人選手枠が1つ空いてるけど、使うのかな?

ヴィドシッチさんの加入があったとしても、彼はアジア枠なので、外国人選手枠は1つ空いたまま。使うのか、それとも空けとくのか。ヴィドシッチさん取れちゃうと彼はお給料的には高そう(移籍金とかもあると考えると)なのと、他の日本人選手補強もかなり大型補強である関係から人件費的に厳しいっていう可能性もあるよね。

ランコさんの出場機会は...

ランコさん、2011年7月の加入時に2年契約って言われてたんで、今年の夏までは契約があると思うんだけど、興梠さんが入ってきたりでポジション争いは変わらず熾烈です。個人的には活躍して欲しいんだけどね。

生え抜き選手の扱いとか...

ミシャさんはプロの監督として自分のサッカーを実現できる、勝つために必要な選手を求めるのは当然で、その選手が生え抜きだとかどうでもいいっちゃいいわけで、その点は特に問題ないんだけど、クラブとしてその辺をどこまで考えてるのかがちょっと不安なのも確か。(一応ミシャさんはどっかのインタビューかなんかで生え抜き選手の扱いも気にかけてる的なこと言ってたような気もするけど...うろ覚え)

今のところ、ミシャさんの希望にそった補強という意味ではフロントはいい仕事してると思うし、今シーズンのACL出場を見据えて本気度がうかがえる補強をしてると思うけど、外から見てる限り、ちょっと現場主導が行きすぎてる気もしないでもない。つまり「ミシャさんが欲しいっていった選手をフロントは予算内で取ってきてるだけ」っていう補強の仕方になってんじゃないかなと。

クラブ側にもきちんとしたビジョンがあってやってる分にはいいと思うけど、そうじゃない場合、チーム状況がいいときは問題ないけど、結果が出なくなったとき、色んなプレッシャーがかかると思うし、その矛先が全部現場に行っちゃう可能性もあるよね。

実際に森脇や槙野の加入で「広島かよ」って言われたり、ユース出身でサポの思い入れも強い、水輝や峻希をレンタルに出したり、セルを移籍させて、そこに他チームから選手を入れてくることで「寄せ集め」とか一部では言われたりしてるしさ(ちなみに俺はそうは思わないけど)。

その状態でもし結果が出ない場合、「他所から散々寄せ集めた結果がこれかよ」的なことを言われるのも予想がつくし...で、そんときクラブまで、「いや、私らはミシャさんに言われた通りに補強しただけですし...」みたいな態度をとって現場を守らなかったりするとまたこじれる気がするんだよね。

単に俺が心配性なだけで、そんなこと考えてやってますよってことならいいんだけど、今までの歴史があるからね...

ま、外野が想像だけで心配してても仕方ないのでこの辺でやめときますが。

ということで、もしかしたらまだ新しい発表はあるかもしれませんが、ひとまずまとめは終わり。去年3位っていう好成績だったことで、今年は「タイトルを獲る」ってのを目標にするしかない状況ですが、今のところはその目標に見合った補強が進んでいると思います。開幕が今から楽しみです。